サイエンスダイエットはどんなドッグフード?

●獣医師や栄養学者が動物の栄養学に基づいて開発したフード
●老化を防ぐ抗酸化成分を配合し、ライフステージごとに必要な栄養素をバランスよく配合
●年齢や主原料、粒の大きさなど好みに合わせて選べる豊富なラインナップ
獣医師の先生による評価
ビタミンEやビタミンCなどの抗酸化作用がある栄養素が配合されていますし、酸化防止剤も天然のものを使用しているのは素晴らしいと思います。
一方で、肉類よりも小麦やトウモロコシなどの穀物が多く含まれているのは、あまり好ましいと言えません。ビートパルプや動物性油脂についても、具体的にどんな品質のものが使われているのか分かりにくいのでややマイナス評価となります。
サイエンスダイエットのドッグフード目次
2. サイエンスダイエットの基本情報(アダルト 成犬用チキンの場合)
3. サイエンスダイエットにはどんな成分が含まれているの?
4. サイエンスダイエットはどんな効果が期待できるの?
5. サイエンスダイエットの口コミ
6. まとめ
1. サイエンスダイエットはこんなワンちゃんにオススメ!
ペットショップなどでよく見かけるサイエンスダイエットは、比較的値段が手頃で種類も豊富なので利用しやすいフードです。
穀物が使用されているため、アレルギー体質のワンちゃんは注意が必要ですが、多頭飼いなどでフードのコストを出来るだけ安く抑えたいという方におススメです。サイエンスダイエットはドライフードと缶詰があり、主原料別や犬種サイズ、年齢などに合わせて選べる豊富なラインナップが魅力です。
2. サイエンスダイエットの基本情報(アダルト 成犬用チキンの場合)
価格(税込) | 1.4kg 1,600円 / 3.3kg 2,260円 / 6.5kg 3,990円 (Amazon価格) |
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1㎏あたりの価格 | 約614円~約1,143円 |
カロリー | 372kcal/100g |
メイン食材 | トウモロコシ |
生産国 | アメリカ、チェコなど |
酸化防止剤 | ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物 |
着色料・香料 | 不使用 |
穀物 | トウモロコシ、小麦、コーングルテン、米 |
対応年齢 | 1歳~6歳 |
賞味期限 | 製造日から20ヶ月 開封後は冷暗所保存で1ヶ月以内に消費 |
購入できる場所 | ペットショップ ネットショップなど |
3. サイエンスダイエットにはどんな成分が含まれているの?
主原料がトウモロコシや小麦というのが好ましくなく、両方ともアレルギーを起こしやすい食材ですし、本来であれば肉類が最初に来るべきです。
ビートパルプは化学薬品が使用されている可能性がありますし、動物性油脂も一体どんな動物の油が使われているのか分からないため、避けた方が良い食材です。
3.1 サイエンスダイエットのドッグフード原材料
【 アダルト 成犬用チキンの場合 】
トウモロコシ | 小麦 | トリ肉※ | 動物性油脂 |
コーングルテン | トリ肉エキス | 植物性油脂 | ポークエキス |
ビートパルプ | 亜麻仁 | 米 | ミネラル類※ |
乳酸 | アミノ酸類※ | ビタミン類※ | 酸化防止剤※ |
※トリ肉:チキン、ターキー
※ミネラル類:カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素
※アミノ酸類:タウリン、リジン
※ビタミン類:A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン
※酸化防止剤:ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物
3.2 サイエンスダイエットのドッグフード成分
【 アダルト 成犬用チキンの場合 】
たんぱく質 | 19.5%以上 | オメガ3脂肪酸 | 0.52% |
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脂質 | 13%以上 | オメガ6脂肪酸 | 3.74% |
粗繊維 | 3%以下 | ビタミンE | 710IU/kg |
灰分 | 6%以下 | ビタミンC | 93mg/kg |
水分 | 10.5%以下 |


4. サイエンスダイエットはどんな効果が期待できるの?
●ワンちゃんの病気を予防し老化の進行を遅らせるため、サイエンスダイエットはビタミンEやビタミンC、βカロチンなどの抗酸化成分を配合しています。抗酸化とは、主に活性酸素を体外に除去する働きを言いますが、活性酸素は年齢を重ねたりストレスが溜まったりすると、体の中で増えて細胞を傷つけてしまいます。細胞が傷つくとガンなどの重大な病気を引き起こす可能性もありますし、老化のスピードも速くなってしまうのです。3つの抗酸化成分を組み合わせて配合することで相乗効果が得られ、抗酸化作用が強化されるのです。
●サイエンスダイエットには、オメガ3やオメガ6などの必須脂肪酸がバランスよく含まれています。必須脂肪酸は体の中で作ることができないため、食事から摂るしかなく、不足すると、皮膚トラブルが起こりやすく毛並みが悪くなります。一方で過剰に摂り過ぎると、オメガ6はアトピー性皮膚炎の原因になり、オメガ3は血が止まりにくくなることもあるため、あくまでバランスよく摂取することが重要です。サイエンスダイエットは獣医師などが最適な配合バランスで設計しているので安心です。
●サイエンスダイエットの酸化防止剤は、ミックストコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物、緑茶抽出物といった天然成分が使われています。化学的に合成された酸化防止剤は保存性には長けていますが、発がん性や遺伝子を変質させるなど、ワンちゃんの体に悪影響を与えるものが多いので、天然成分を使用しているのはやはり安心できます。パッケージにもジッパーがついているため、開封後も密封しやすく保存性に優れています。
5. サイエンスダイエットの口コミ
5.1 サイエンスダイエットの良い口コミ
●多頭飼いですが、だいたいどの子も大喜びでもりもりとよく食べてくれます。大きい子たちは大粒の方が食べ応えがあって喜んでいます。ジップ付きの袋なのでとても扱いが楽ですし丈夫です。おなかの調子も整うようなので、成分的にも安心してあげることができます。
●原材料的には劣る感じはしますが、今のところうんちも良さそうな感じだし、コスパ的にも良いかなと思っています。嗜好性を考え、同社の他のフードを混ぜながら与えていますが、嘔吐もないので消化は良いのかなと思っています。
5.2 サイエンスダイエットの悪い口コミ
原料の一番上にあるトウモロコシや小麦は、犬にとって必要のない栄養素「穀物」であると共に、アレルギー反応を起こしやすい食材としても有名です。そして動物性油脂、何の油脂かはっきりしないので気になる点です。
我が家の犬の食いつきはまずまずですが、食べた後の食器に油分が残るのも気になりました。もう少し気になる成分が少ないと良いのにと感じてしまいました。


6. まとめ
口コミにもあるようにアレルギーを起こしやすい穀物や動物性油脂など安全性が疑わしい原材料を使っているのがマイナスポイントです。
とはいえ値段が安いですから、安さを求めるのであれば原材料の質は妥協しなくてはいけません。実際に利用している方々もそのあたりは納得しているようで、愛犬に食べさせて体調や食いつきに問題が出なければ、安いに越したことはないと考える方が多く見られます。
ただし本当にワンちゃんの健康を考えるのであれば、原材料は妥協しない方が良いでしょう。